さつまいもの栄養ガイド

さつまいもについて

さつまいもは紀元前3000年以上前から栽培されてい
る野菜で、南アメリカから大航海時代を経てヨーロ
ッパに伝わり、世界中に広まりました。日本への
導入は琉球からで、薩摩藩を経て入ってきました。


薩摩ではさつまいもの栽培が盛んであり、その名前
の由来ともなっていますが、享保の大飢饉のときに
薩摩藩では餓死者が少なくなったことから、さつま
いもが飢餓対策の食物として注目されるようになり
ました。さつまいもは繁殖能力が高く、栄養価も高
いため、やがて関東地方でも栽培が広まるようにな
りました。


明治期に入ると紅赤という甘みの強いさつまいもが
発見され、さつまいもはおやつとしても利用される
ようになります。


さつまいもは栄養成分としてはカリウムが非常に豊
富で、食物繊維も豊富に含んでいます。また、さつ
まいものビタミンCは壊れにくい特徴
があることで
も知られています。他、ビタミンB1・ビタミンE
も含んでいます。

さつまいものビタミンについて

さつまいもに含まれるビタミンは以下の通りです
(100g中の量です)


ビタミンB1...0.11mg
ビタミンB2...0.03mg
ナイアシン...0.8mg
ビタミンB6...0.28mg
葉酸...49μg
ビタミンC...29mg
ビタミンE...0.6mg


ビタミンB群をバランスよく含み、ビタミンC・ビタミ
ンEも比較的多く含まれています。


ビタミンCはコラーゲンの生成に必要な栄養素なので、
肌を丈夫にしてくれます。また、ストレスに対抗するに
もビタミンCが必要です。がんや生活習慣病の元となる
活性酸素の消去にも活躍し、美白効果もあるビタミンで
もあります。通常、ビタミンCは加熱することで壊れや
すい性質を持っていますが、さつまいものビタミンCは
でんぷんに包まれているため、壊れにくいという性質が
あります。(これはじゃがいも・レンコンも同じです)


比較的豊富なビタミンB1は、糖質からエネルギーを取
り出すのに必要なビタミンです。脳はブドウ糖だけを
エネルギーとして使っているので、ビタミンB1が不足
すると疲労・イライラを感じる
ことがあります。ビタミン
B1は不足しやすいので、さつまいもや豚肉・大豆などか
ら積極的に摂りましょう。

さつまいものミネラルについて

さつまいもに含まれるミネラル類は以下の通りです。
(100g中の量です)


カリウム...470mg
カルシウム...40mg
マグネシウム...25mg
リン...46mg
鉄...0.7mg
亜鉛...0.2mg


カリウムが非常に豊富であるほか、カルシウムや鉄も比
較的多く含まれています。


カリウムは、塩分を排泄し、ナトリウムの害を打ち消し
てくれるはたらきのある栄養素です。塩分過多は高血圧
を招きますが、カリウムは高血圧予防にも役立ちます。
また、塩分は水分を引き寄せるのでむくみを引き起こす
こともありますが、カリウムはむくみ解消にも役立ちます。


また、カリウムは、心臓発作のリスクを減らすはたらき
もあります。カリウムが心臓の筋肉の収縮をサポートする
役割があり、心臓の鼓動を守っているからです。


カルシウムは丈夫な骨や歯を作るのに欠かせない栄養素で
あるほか、神経の興奮を鎮めることでストレス解消にも役
立ちます。骨粗しょう症予防には欠かせない栄養素で、動
脈硬化をふせぐはたらきもあります。


カルシウムは日本人には常に不足しているミネラルで、特
に女性は30代でカルシウムを溜めておくことが骨粗しょ
う症予防には大切なので、積極的にとるようにしましょう。