小松菜の栄養ガイド

小松菜について

小松菜はアブラナ科の野菜で、東京の小松川付近で栽培
が始まったことがその名前の由来とされています。小松
菜は関西では「畑菜」ともよばれ、あくが少なく食べや
すい野菜として親しまれています。旬は冬ですが一年中
出回っており、おひたしや煮物、炒め物など多くの料理
に用いることができる野菜です。ほうれん草と用途が似
ていますが、小松菜はほうれん草よりも栄養価が高い野
菜です。


小松菜は栄養素としてはカロテン・ビタミンCを多くふ
くみ、ミネラルでは鉄・カルシウム・亜鉛などを多く含
んでいて、ミネラルの補給源としてもふさわしい野菜で
す。小松菜はあくが少ないためゆでなくても食べられる
ので、ビタミンCの損失が少なくてすみます。ビタミン
Cは水に溶けるビタミンなので、小松菜のビタミンCを
たっぷりとるためには、汁物の料理では汁ごと食べるほ
うが良いです。


小松菜は亜硝酸塩という物質を含んでおり、これがハム
やソーセージ、たらこなどのアミンという物質と結びつ
くと発癌物質が生まれる
恐れがあるので、これらの食品
と小松菜は一緒に食べないように注意しましょう。

小松菜のビタミンについて

小松菜に含まれるビタミンは以下の通りです。
(100gの量です)


βカロテン...3100μg
ビタミンB1...0.09mg
ビタミンB2...0.12mg
ナイアシン...1.0mg
ビタミンB6...0.12mg
葉酸...110μg
ビタミンC...39mg
ビタミンK...210μg
ビタミンE...0.9mg


ビタミンB群をバランスよく含み、カロテンが非常に豊富で
す。またビタミンC・Eも豊富で、葉酸も多く含まれています。


βカロテンは抗酸化作用があり、悪玉コレステロールの酸化
をくいとめることで動脈硬化を予防するほか、紫外線から発
生する活性酸素を無害化して肌の老化を防ぎます。βカロテ
ンは体内で必要なだけビタミンAにかわり、免疫力強化や上皮
細胞の強化などに使われます。


ビタミンCは美白作用を持ち、コラーゲンの生成に必要とされ
るため美容には欠かせないビタミンです。喫煙すると多くのビ
タミンCが失われてしまうため、小松菜などのビタミンCの豊富
な食品を積極的にとりましょう。ビタミンCは抗ストレスホルモ
ンの生成や活性酸素の消去にも必要なため、ストレス対策や
アンチエイジングにも大切なビタミンとなります。


ビタミンEは過酸化脂質の発生を防いで細胞の老化を防ぐので、
老化に抵抗する力を持ちます。ビタミンEはオリーブオイルや植
物油にも豊富
なので、これらの油で小松菜を炒めて食べるのも
いいでしょう。ビタミンEには血行をよくして肩こりや頭痛・
冷えを解消する働きもあります。

小松菜のミネラルについて

小松菜に含まれるミネラルは以下の通りです。
(100g中の量です)


カリウム...500mg
カルシウム...170mg
マグネシウム...12mg
リン...45mg
鉄...2.8mg
亜鉛...0.2mg


鉄・カルシウム・カリウムが豊富であることがわかります。

鉄は貧血予防に欠かせない栄養素であるほか、赤血球の構
成要素として欠かせません。鉄が不足していると赤血球が
うまく働かず、全身に酸素が行き渡らなくなるので疲れや
すくなり、めまいや立ちくらみが起きることもあります。
若い女性には鉄が不足しがちなので、小松菜でしっかり補
いましょう。


カルシウムは骨や歯を丈夫にするミネラルで、神経の興奮
を鎮めるはたらきもあるのでストレス対策のミネラルとし
ても重要
です。カルシウムの吸収にはビタミンDが必要です
が、小松菜にはビタミンDが含まれていないので、カルシウ
ムの吸収をよくするためにビタミンDの豊富なしいたけやち
りめん雑魚・まぐろなどと一緒に食べる方法もあります。