きくらげの栄養ガイド

きくらげについて

きくらげはその名の通り倒木や枯れ枝から生えるきのこで、
「木耳」と表記することもあります。日本でも食されてい
ますが、特に中華料理では欠かせない食材として用いられ
ています。きくらげには黒と白の2種類がありますが、白
きくらげのほうが高級な品種です。きくらげはくらげのよ
うな食感が特色で、市場には主に乾燥品が出回っています。


きくらげは栄養素としてはビタミンB群やビタミンEのほか、
体内でビタミンDに変わるエルゴステリンという成分を豊富
に含んでいるため、骨を丈夫にしてくれるはたらきを持って
います。ミネラルではカルシウム・鉄・カリウムなどを豊富
に含んでおり、食物繊維も豊富であることが特色です。
黒きくらげのほうが白きくらげよりも鉄・ビタミンB2を豊富
に含んでおり、白きくらげは抗酸化力に優れているという
特徴もあります。


きくらげはトレハロース・マンニトールという糖質を多く
含んでおり、これらの糖質が抗菌・抗ウイルス効果を持って
いることも知られています。

きくらげとビタミンについて

きくらげに含まれるビタミンは以下の通りです。


ビタミンB1...0.01mg
ビタミンB2...0.44mg
ナイアシン...1.7mg
ビタミンB6...0.08mg
葉酸...15μg
ビタミンD...69.6μg


ビタミンB2とビタミンDが豊富であることがわかりま
す。きくらげのビタミンB2は脂質代謝に関わるビタ
ミンで、ビタミンB2がなければ脂肪酸を分解するこ
とができなくなってしまいます。また、ビタミンB2は
細胞の成長を助けたり、丈夫な皮膚や粘膜を作る役割
もあります。ビタミンB2不足の症状としては口内炎が
知られています。


ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるビタミンで、
骨を丈夫にするにはカルシウムだけでなくこのビタミン
Dが不可欠な栄養素となります。きくらげにはカルシウム
も豊富であるため、骨粗しょう症予防にも役立ちます。
ビタミンDは日光を浴びることで体内でも作られますが、
加齢とともにビタミンDの合成能力は弱まるので、きく
らげのようにビタミンDの豊富な食材を食べることは
骨の健康を守るためにとても大切です。

きくらげとミネラルについて

きくらげに含まれるミネラルは以下の通りです。
(数字は100g中に含まれる量です)


カリウム...630mg
カルシウム...82mg
マグネシウム...110mg
リン...110mg
鉄...10mg
亜鉛...0.8mg


きくらげにはカルシウムやマグネシウム・鉄が豊富に含
まれていることがわかります。豊富な鉄分は若い女性に
不足しがちな鉄分を補給し貧血予防に役立ちますし、
カルシウムはきくらげの豊富なビタミンDと合わせて
丈夫な骨を作るのに役立つ栄養素です。特に女性は30代
のうちにカルシウムを溜めておくことが重要なので、
きくらげのようにカルシウムの豊富な食材は積極的に
とることをおすすめします。


マグネシウムはカルシウムとともに筋肉の収縮に必要と
される栄養素で、ブドウ糖からグリコーゲンを作り出す
のにも必要なミネラルなので、不足すると疲れやすくな
ります。
さらに、マグネシウムはカルシウムを脳へ運ぶ
役割があるため、カルシウム不足による偏頭痛を防いで
くれる働きも持っています。

カリウムはナトリウムを体外へ排出してくれるはたらき
があるため、高血圧やむくみの解消にも役立ちます。
きくらげはこのように幅広いミネラルの補給源として
活躍してくれる食材です。