ピーマンの栄養ガイド

ピーマンについて

ピーマンは南米を原産地とする野菜で、トウガラシを品
種改良して辛味をなくしたものです。日本には江戸時代
に伝わり、広く普及するようになったのは戦後のことです。


一般的なピーマンは緑色のピーマンですが、これは未熟
な果実で、成熟するにしたがって黄色・朱色・赤と色が
変わっていきます。赤ピーマンはパプリカとも言います。
ピーマンは一年中出回っていますが、旬は夏で、夏にと
れたピーマンはカロテン・ビタミンCの含有量が多いので、
ピーマンは夏に食べるのがおすすめです。


栄養素としてはビタミンC・カロテンが豊富で、しかも
ピーマンのビタミンCは加熱しても壊れにくいため、炒め
ものなどにしてもビタミンCの補給源になります。また、
ピーマンの青臭さはピラジンという成分のためであり、
これが血栓を予防する作用があり、心筋梗塞や脳梗塞の
予防に有効です。


赤ピーマンはピーマンよりカロテン、ビタミンC、ビタミ
ンEが豊富であり、これらのビタミンの保有源として重宝
します。青ピーマンに比べてくせがなく、生で食べやすい
のも特徴です。

ピーマンのビタミンについて

ピーマンに含まれるビタミンは以下の通りです。
(100g中の量です)


カロテン...400μg
ビタミンB1...0.03mg
ビタミンB2...0.03mg
ナイアシン...0.6mg
ビタミンB6...0.19mg
葉酸...26μg
ビタミンC...76mg
ビタミンE...0.8mg


多くのビタミンをバランスよく含んでいますが、特にカロテン・
ビタミンC
を多く含んでいることがわかります。

カロテンは活性酸素を除去してくれる作用があり、中でも特に
一重項酸素という肌を荒らす活性酸素に効果があります。こ
のため、肌荒れ対策の効果があります。ほか、LDLコレステロー
ルの酸化をふせいで動脈硬化を予防する効果も期待できます。
βカロテンは体内で必要なだけビタミンAに変わりますが、ビタ
ミンAは免疫力を強化したり、皮膚や粘膜を丈夫に保つはたらき
があります。


ビタミンCは抗酸化物として活性酸素を除去するだけでなく、
ビタミンEをリサイクルするはたらきもあり、項ストレスホルモ
ンの生成にも必要なためストレス対策にも重要です。コラーゲン
の生成にも必要とされるため美肌のためにも重要
なビタミンで、
水溶性のため毎日とらなければいけないビタミンです。ピーマン
のビタミンCは加熱しても壊れにくいため、炒め物などで調理し
て積極的にピーマンのビタミンCをとりいれるようにしましょう。

 

ピーマンのミネラル・食物繊維について

ピーマンに含まれるミネラル・食物繊維は以下の通りです。


カリウム...190mg
カルシウム...11mg
マグネシウム...11mg
リン...22mg
鉄...0.4mg
亜鉛...0.2mg
食物繊維...2.3g


ミネラルではカリウムが比較的豊富であるほか、食物繊維
が豊富に含まれています。カリウムは体内のナトリウムを
排泄してくれる作用があるので、高血圧予防に有効です。
また、塩分は水分を引き寄せることでむくみを引き起こす
ので、むくみ解消にも役立つ栄養素です。


食物繊維は不要なコレステロールを排出してくれるはたら
きがあり、高コレステロールが原因となる動脈硬化の予防
に役立ちます。また、食物繊維は便秘解消にも効果的です。
便秘は代謝を悪くしてダイエットの妨げとなるだけでなく、
便の中の有害物質が血液に乗って全身を回り、細胞にダメ
ージを与えてしまうこともあるため、
ピーマンのような食
物繊維の豊富な食物を食べることはとても大切です。


鉄はそれほど豊富ではありませんが、ピーマンの豊富な
ビタミンCは鉄分の吸収をたすけます。鉄分の豊富な菜の花・
小松菜や枝豆と一緒に食べると効果的です。