牛肉の栄養ガイド

牛肉について

牛肉は日本では明治時代以降本格的に食卓に上るように
なり、すき焼きやステーキとして食べられるようになり
ました。豚肉よりも高価なイメージのあった牛肉ですが、
輸入自由化により安価な牛肉が入ってくるようになった
こともあり、その消費量は伸びています。特に関西では
牛肉の消費量が多く、ビーフカツなど独特の食文化もあ
ります。牛肉はどの部位も食べることができるといわれ、
仙台では牛タンが有名です。


栄養素としては、牛肉はたんぱく質が豊富であり、その
消化吸収もよいことが知られています。牛肉はたんぱく
質の組成が人間に近いため、筋肉や骨を丈夫にするには
最適の食材です。


また、牛肉には鉄や亜鉛が豊富です。牛肉の鉄はヘム鉄
であるため吸収率が高く、鉄の補給源として優れていま
す。亜鉛は日本人には不足しがちなミネラルで、不足す
ると味覚障害が起こったり、傷の治癒が遅れたりします。


牛肉には飽和脂肪酸が豊富なので、食べ過ぎると動脈硬
化などの生活習慣病を引き起こす可能性があるので、
網で焼いたり、煮込だりすることで脂肪を落とす工夫を
するとよいでしょう。

牛肉のビタミンについて

牛肉に含まれるビタミンは以下の通りです。
(100g中の量です)


ビタミンB1...0.11mg
ビタミンB2...0.23mg
ナイアシン...5.5mg
ビタミンB6...0.44mg
ビタミンB12...0.8μg
ビタミンE...0.2mg


ビタミンB群をバランスよく含んでおり、特にビタミンB2・
ナイアシンが豊富であることがわかります。ビタミンB1も
比較的多く含まれています。


ナイアシンはアルコールの分解に関わっており、二日酔い
を防いでくれる栄養素です。このほか血行をよくして冷え
性や頭痛を改善したり、肌荒れを防ぐ効果もあります。

ビタミンB2は脂肪からエネルギーを取り出すのに欠かせな
いビタミンで、細胞の成長を促進したり、丈夫な皮膚や粘
膜を作る役割もあります。このためビタミンB2は美容にも
大切な働きをするビタミンです。ビタミンB2が不足すると
口内炎が起こることもあります。


ビタミンB1は糖質の代謝に欠かせないビタミンで、ネギや
ニンニクに含まれているアリシンという物質と結びつくと
吸収率が上がります。
牛丼のトッピングにはねぎを選ぶと
牛肉のビタミンB1を効率よく摂ることができます。

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牛肉のミネラルについて

牛肉(和牛ヒレ肉)に含まれるミネラルは以下の通りです。
(100g中の量です)


カリウム...350mg
カルシウム...4mg
マグネシウム...23mg
リン...200mg
鉄...2.2mg
亜鉛...3.3mg


鉄・亜鉛が豊富で、カリウムも比較的豊富であることがわか
ります。


牛肉に含まれる鉄分はヘム鉄と呼ばれ、野菜や果物に含まれ
るノンヘム鉄よりも吸収率が高いことで知られています。こ
のため、貧血を予防するのに牛肉は効果的です。鉄は赤血球
を作るのに欠かせませんが、赤血球は全身に酸素を運ぶ役割
があるので、鉄が不足すると酸素が十分に供給されず、疲れ
やすくなります。ビタミンCと一緒にとるとさらに鉄の吸収率
が上がるので、牛肉と一緒にピーマンやかぼちゃなどの緑黄色
野菜を食べるように工夫してみましょう。


亜鉛は細胞分裂や新陳代謝にかかわっていて、子供の場合は不
足すると成長が不十分になることがあります。このほか、亜鉛
は生殖機能を高めたり、免疫力を強化してくれるはたらきもあ
ります。カルシウムを脳に運ぶ役割もあるため、精神の安定に
も必要なミネラル
です。亜鉛は不足しがちなミネラルなので、
牛肉は亜鉛の供給源としても大切な食材です。

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