リンゴの栄養ガイド

りんごについて

りんごはカザフスタンを原産地とする果実で、4千年前
から栽培されているとされています。日本では明治時代
以降に本格的な栽培が始まり、日本で最も多く生産され
ている「ふじ」は海外にも輸出され、世界でも生産量の
多いりんごとなっています。日本ではりんごは青森県で
の生産が多く、中でも弘前市は全国のリンゴの20%を
生産するほどリンゴの栽培が盛んです。


栄養的には、リンゴは果実としてはビタミンCが少なく、
他のビタミン・ミネラルもあまり期待できませんが、
食物繊維が豊富であり、なかでもペクチンと言う食物繊
維が多く含まれています。このペクチンは下痢にも便秘
にも効く食物繊維で、腸内環境を改善してくれるはたら
きも持っていることで知られています。


また、リンゴに含まれるリンゴ酸は、疲労物質である
乳酸の分解をうながす作用があるため、疲労回復に役立
ち、新陳代謝も活発にしてくれます。リンゴの未熟果に
多く含まれるリンゴポリフェノールは、抗酸化作用や抗
アレルギー効果・脂肪蓄積抑制効果が動物実験で確かめ
られています。

リンゴの栄養素について

リンゴに含まれるビタミン・ミネラルは以下の通りです
(100g中の量です)


ビタミンB1...0.02mg
ビタミンB2...0.01mg
ナイアシン...0.1mg
ビタミンB6...0.03mg
ビタミンC...4mg
ビタミンE...0.2mg
カリウム...110mg


ビタミンB群・ビタミンCが含まれていますが、多いとは
いえません。カリウムを比較的多く含んでいることがわ
かります。


カリウムは塩分を排泄してくれるはたらきがあり、塩分
過多を原因とする高血圧の改善に効果があります。東北
地方は塩分の摂取が多く、そのため高血圧の人が多いの
ですが、青森県のリンゴ農家では高血圧が少ないことで
知られています。


カリウムは、心臓発作のリスクを減らすことでも知られ
ています。これは、カリウムが心臓の筋肉の収縮をサポ
ートし、心臓の鼓動を守るはたらきをしているからです。

リンゴのペクチンについて

りんごにはペクチンという食物背煮が豊富に含まれてい
ます。ペクチンは、水に溶けるとゼリー状に溶けて固ま
るはたらきがありますが、下痢の時にはこのゼリー状の
膜が腸壁を守るはたらきをし、便秘の時には便を柔らか
くしてくれる効果があるため、両方に効果があります。


ペクチンは乳酸菌を代表とする、腸内の善玉菌を増やし
てくれるはたらきもあります。腸内の善玉菌が増えると
免疫力が高まったり、発癌物質の生成が抑制されたり、
下痢や便秘が改善されるなど、多くの健康効果が期待で
きます。


リンゴのペクチンは、悪玉コレステロールの上昇をおさ
えるはたらきが強いことも知られています。このため、
ペクチンは動脈硬化や心筋梗塞に予防にも役立ちます。


このように多くの健康効果を持っているペクチンですが
、これはりんごの皮の近くの部分に特に多く含まれてい
ます。ペクチンの効果を期待するなら、リンゴはなるべ
く皮ごと食べましょう。また、加熱することでペクチン
の効果がアップします。